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ベゴニアの宝石箱(8) [語り]

第八章 私の恋を知ってください


 この章の花言葉は二つ。
 まずはランネルの目の前に置いてあるオリヅルラン。なんか職員室とかこういうとこの窓際に置いてあったりしますよね。『守り抜く愛』『子孫繁栄』という花言葉です。これをイメージしながら、リナリア=ビパルティタの手記を読み返して頂ければ、と思います。

 そして、リナリアの花言葉。『私の恋を知ってください』
 ニコニコのVocaloid名曲にも数えられている花言葉のようですね。設定の経緯はメイキングに。

 それがそのままサブタイトルになっています。また背景の、雪原に凍てついた花の写真は、BGMにしていた『LOVER SOUL』のPVから連想しました。



 リージャは冒険中は眼鏡を置いてきている、という細かすぎて伝わらない設定があります(笑)。つまりこの時点で、まだオーグルの言うことに説得されたわけではないのですが(というか、結局オーグルの言うことに同意するわけではないのですが)、冒険者として物事にぶつかろうという自分を選択したわけです。

 こんな時でも猫に和んでしまうオーグルパワー。しかしまあ、毛繕いをしていることでも分かる通り、このへんまで来るとどのキャラも自分を取り戻しているような。

 Master of Epicのアイテムにフラックス・ヤーンというのがありますが、フラックスとランネル(フランネル)はまたも植物、亜麻布から取っています。
 なんでも、リネンがリナリアから来てるとかその逆だったとか。

 特に選択系で顕著なのですが、リージャは判断を下すまえにできるだけすべての事実をつまびらかにして、揃った情報から総合的に判断しようとします。
 ネリアはだいたいの事情を聞いたあたりで『自分正義』で決断しますし、同じ要らんこと言いのヴィオラは、色々聞いてしまうと決められなくなるから嫌、というあたりが正反対ですね。もっとも、ヴィオラもまた景気の底を脱したので、またこれから変わるかもしれませんが。

 さあ、それでは、踊りましょう。


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タグ:『花』

ベゴニアの宝石箱(7) [語り]

第七章 だから、お前なんだ

 リージャが頬をゆるめて息を吐いた。だから、こいつは。

「俺らがいつも話していたのは、魔法使いのリージャス=ローランティアでもなく、冒険者リージャでもなく、誰でもない、お前だ。リージャ」


 度し難い二人ですね。(笑)

 そんなこんなのサブタイトル。
 なお、下書き時は『青い鳥』だったもんで、下読みチェッカーの某ばるさんに「それ見た時点で内容の推測付いた」と言われました。さもありなん。


 本文解説です。
 本文のうち、ベゴニアと相対している冒険者達の会話と、この七章のシーンはまるまる、状況を投げて実際にやってもらったキャラチャを元にしています。
 最初に録ったのがこのオーグルが出ていくシーンだったのですが……、ものすごい体力使いました(笑)
 ミッションとしては、リナリアとの対峙が山場なんでしょうけど、怒濤の伏線回収をするこの章が一番、皆さんにいただいた感想が多かったような気がします。


 ひっくり返るルシェ。この後、出てくるたびに微妙にポーズが違います(笑)。

「そんな名前だっけ?」→伏線。これがオーグルらしさです。

 そんなことを言われても怒らないレク。突飛なことが起こっても慌てないのと一緒で、その安逸が何よりも偽物らしさの現れですね。

「お前のこと、分かってるぞ」→深夜キャラチャから。

「俺が付き合ってきたレクシード=ファーレルって男は」→伏線回収。これもオーグルらしさです。


 さて、ここでレクシードを否定したオーグルですが、なぜか現実世界に放り出されません。
 そもそも、オーグルとリージャの二人に分かりやすい……分かりやすすぎるレクシードが出てきたこと、これがベゴニアの『敬意』でした。

 もちろんそれは純粋な称賛などではなく、自分がビパルティタの魔法から解放されることを狙っての一手でもあります。
 そして、この試みは結果として、世界の異変を察知したビパルティタ本人を釣り上げることになります。


 ここで、『ネリア』の姿を選択したリナリア。
 理由の一つはもちろん、リージャの現在に深く関わっている人物だから。
 もう一つは、……ええと、いつか記事を立てるかもしれません。(笑)


 頭に悪が付く夢のレクシード。略して『悪シード』という言葉が生まれました(何)。


 リージャが直視したくないもの。何がしたいとか何が嫌だとかそういう気持ち。だから、この時点まで『出ていくべきだ』とは考えても、『出ていきたい』とは思わないし、思えないのです。
 苦い記憶、と書きましたが100質の解説で触れたいくつかの事件(この章で名前が出てくる、シストの嫁とかクレアとか)もその中に含まれています。本当にほしいものが何なのか言えない、そんな人とばかり触れ合ってきたリージャは、いつしか……。

 キャラチャと同じように、頭をかき回すオーグル。
 本音を探すときの癖、みたいです。(笑)


 そして、『何がしたいとか、何が嫌だとかそういう気持ち』を否応なしにさらけ出されてしまったリージャは、『出ていくべきだ』という考えを捨て、しかし、『出ていきたい』とも違う、『したいこと』を抱えて、歩き出します。

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タグ:『花』

古典をキャラに訳させてみた(どうしてこうなった) [語り]

 う~ん、『どうしてこうなった』はカテゴリかタグにでもするべきか……。(笑)
 
 11人もいると、1人のキャラに対して似たようなしゃべり方をするキャラが1人ではきかないわけで。ジャネットとシェリル、ネリアとヴィオラはよく言われますがまた増やしてしまったので、自分ルール確立のために細かい表現とかwikiに書こうかなって作ってたんですよ。……最初は。
 
 じゃあ(頭の中で)表ができたからよし、同じ文章でも喋らせて違いを見ようか……と思って(頭の中で)題材をいくつか探して合わせてみたら、(頭の中の)最初の2人のインパクトが半端なかっ……
 
 竹取物語と枕草子両方使うべきだ → そうだよ、同じ文章喋らせたってつまんないよね! → 全員違う古文を訳す羽目に(どうしてこうなった)

 てなわけで、もう物売るwikiに書くってレベルじゃねぇし、誰得ですが畳んだあとにどうぞ……。いつものブログより時間掛かってないんだぜ、これで。
 

……またうっかり、流行ったりしねぇかなぁ。



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その焔は碧 [LIVE or LIFE] [柘榴石亭]

指に 額に 髪に/あなたの向こう 垣間見える面影

100503-04 「LIVE or LIFE」みづほGM
 ヴィオラ ミレーナ、ダニオハイドレンデ
 夫の元を去った妻。ハンディを超えて結ばれたはずの二人なのに、どうして?
 最後の会話に隠された意味を知るとき、それは悲しい命題を孕んでいて……。


 第一の感想:『喋ってOK』と言われた直後のログの流れ速えぇ(笑)


 こちら、リテイクがあるそうなので畳んでおきますねむふ
 

珍しく!



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フルーツバスケット!! [いつもと違う景色:リテイク] [柘榴石亭]

 巷で話題のアレ。遊ばせて頂きました。
100429-30 「いつもと違う景色(リテイク)」failGM
 ジャネット オーベルン、クオン、エイルマー、ペティル
 わーい遺跡遺跡! 魔動機文明時代の遺跡! って、えぇぇぇ?!げー



 ひとことで言うと、ぅゎーぃ。
 ふたことで言うと、キャスターさんの登録書の書き方に助けられました……

 っていうか苦労度がいつもと同じぐらいだったよ! =結論:私は自キャラに慣れてない(……)

 ちゃんとしたあらすじは、GMさんがお書きになってるので上のリンクから辿ってください。(笑)
 GMすげー楽しそうだったなぁ……


 そんな感じのエイルマー保育園
 最初の頃は裏でなかなか相談がまとまらなかったり、それは反省もひとしおなんですが、キャラのほうは……
 集団できょろきょろしたり、入れ替わって泣き叫んだり大興奮したりするメンバー。そこをまとめるお兄さんがエイルマーでした。
……保育園としか言いようがない。

 じゃねのそとみを使ってくださったのはそんなクールな園長エイルマーさん。
 なかみはペティルさんに入ってしまったのですが…… 男の身体に入ってしまって大パニックのペティルに、泣き顔でもしも戻れなかった場合、お嫁さんになる夢を継いでくれと頼み込まれます。まじ
 元に戻れたからよかったけど…… やたらとお相手の特徴をお聞きしてしまったような……

……あれ?(・.)

……リードさんに遭遇してしまったヴィオラと言い、私のキャラは何かそういう小ネタのフラグを立てる星回りなのでしょうか(笑)

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タグ:ジャネット

光りさす庭 [小咄]

「ファンタジースキーさんに100のお題」から、ヴィオラさんの話。小説仕様です。

 お題選びとマッチングをarchさんにお願いしました。
 こんなすごい希望あふれるタイトルなのに、中身は……えと、仕様です。

 いつものFC2 / いつもの「らのば」

……しかし、これを読むとヴィオラさん、問99問題(※100の質問で99番目の問いへの答え方が、不幸度に関係しているという話題)なんて友情パワーで軽く乗り越えられそうですね……。
 実際、どうなんでしょう(笑)

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赤心に縹心を重ぬ [小咄]

 裏話に提出しました。

 ヴィオラさんのお話です。ユユファがハクロをかばってうんたら……という一件のちょっと前ぐらいそれ

 赤心は包み隠さない心という意味。赤裸々な心なんでしょうか。縹志は造語です。アザレアさんにいただいた二つ名、『二藍』の染め方から来ております。重ねた縹のほうを強くしていくことによって、人は大人になるのね的な。

 というわけで、のっけからかわいそうな話。ほんとは冒頭部は師匠との関わりから書いてみようと思っていたのですが、夜話には長すぎるだろう(サクッと読めるのがいいよね……)と変更した結果がこれ。
 うん、不遇だ。まじ

 師匠&兄弟子以外の設定はお二人と共通です。相談させていただいたのですが、我ながら小気味良いほどにひどい話にしたなあ……という自覚は……あります……あせ
 例の瞬間風速でしたね……とはいえ今回は、リアル・ロールプレイヤーというよりはどう見てもルーニーです……。
 だがそれは反省すべきところではない[exclamation×2](笑)


 反省その1。アクション書いたことないので、あれですね……

 反省その2。ヴィオラは理屈っぽいですね……

 きっと心の中で常に、言い訳やツッコミをしてるんだろうなあ……なみだ


 3人組、IRC上ではまだ揃ったことがありません。どうなるのかなー(笑)
 無邪気ではいられないわーっていうあたりが王道だけれども、ユユファとハクロですからねぇ……ほんとどうなることやらむふ

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タグ:ヴィオラ

一枚目の鱗 [命の重さ] [柘榴石亭]

100417 「命の重さ」 フロストGM
 ヴィオラ マール、クラリッサ、ドロシー、アイナ
 必要なのは、ユニコーンの角。しかし最近密猟者が多数出没しているという……。


 ネガ期ヴィオラさんで選択系風味の卓にまたもやお邪魔してしまいました。
 いきなり危険地帯でビビったりしましたが、今回のシナリオは割と安全なあたりの捜索だった。よかった(笑)
 
 女の子ばかりだったのですが、みんな漢前だったなぁ……。
 ダイスのせいもあろう。基本高め。クリティカルしまくり。アタッカーは全員1回は回したとか……fro_dice、恐ろしい子[exclamation]
 

 依頼の通りに人命を助けると、他の何かの命を奪わなければいけない。
 選択系の基本ですね!むふ
 最初から疑問や感傷を持たなかったり、あとで気づいて立ち止まったり、PCたちの認識も様々でしたが……

 他のPLさんから出た案は、“どっちも取り”。
 
 この発想はちょっとなかった、っていうか、さて邪魔なものを片付けて方策を練ろう、と思った時点で既に解答が出ていた感じ(笑)


 ヴィオラさんにとっては……そうかー、一見どうしようもなくとも、ポジティブに視点を変えていくこともできるのかしら。とか。目から鱗が一枚は剥がれたかな!
 ネガ期の良い薬になりました。
 
 
 神、天にいまし。世はすべてこともなし[exclamation]たいよう

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裏話夜話更新中 [催事]

 青色のものはup済です。 21:02更新

第八夜
 × What I can do for you
 × 少年は世界に触れる
 × 『アタリマエ』の存在
 × noone~anyone~someone
 × アカイユメ
 × 口実

第九夜
 × 涙の雨
 × 赤心に縹志を重ぬ
 × クイーンにささげるうた
 × 『不退転』の背中
 × 灯の出会い


 第八夜ではまさかのダブルクロス裏話が登場[exclamation×2] 今後の更新をお楽しみに。
 そして第九夜……初恋ネタ多すぎるよ……一部第八夜にも浸出してますが(笑)

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永遠の終焉 [救いは奇跡に非ず] [柘榴石亭]

100327 「救いは奇跡に非ず」アザレアGM
 ヴィオラ ラン、ヒューイ、ゼール、ポール
 「帰って来ない娘を捜して」魔女が残した研究施設。自警団の踏み込めなかった区画に立ち入った冒険者達の選択は……。



 選・択・系! 選・択・系!
 条件が高レベル登録書だったので、移動してしまいました……(*´ー`*) 次のキャラができるまで移動しないほうがいいかなとか思ってたんですが。っていうかまだできていないんだぜ。

 ヴィオラ的時空では、この話がKarmaの後にあたります。

 ユユファと選択系→こっちで家に帰るフラグを立てる→帰ってみたらハクロがいなかった、という順。……いろいろ覚悟して帰ったのになぁ(笑)
「っていうか一人で帰るとか心が折れそうなので誰かついてきてくれませんか」←(笑)


 さて、この街。ナイトメアに対する空気が今までとは違います。何となくですが、ヴィオラはあんまり他のナイトメアと接せずに育ってきてしまった感じなので、落ち着かない。
 そんな中いきなりそれぞれの個性を発揮しまくる男性陣(笑)ウェイトレス相手や依頼人相手にいろいろ全開です。
 ヴィオラは後悔を吐露する依頼人に、苦手な雰囲気だなぁ……と。
 しかし着々と情報をゲットして、何かがあると怪しまれる研究所跡へ向かいます。
 
 まあ、だいたい想像通りだったわけですが(笑)
 

 いやあ、ランとヒューイが赤い赤い[ぴかぴか(新しい)](笑)
 罪作りなかっこよさのランと、弱さに感情移入するヒューイ。どちらも自分というものがはっきりあるんだ、とヴィオラ。
 ヴィオラの視点は苦労人だね、って言われたりしましたが、(Karmaでもそうですが)犠牲を強いられる人と自分の感情を故意に切り離して考えようとするらしいです。枝葉末節に考えが行くのは、ネガティブでもあり逃避でもあり。
 なので、ヒューイ共々ランにひっくり返されたときはGJ!!
 と喝采しましたほし(笑)
 
 そこに限らず、選択系RP系で時々見受けられる『先輩後輩』の関係っていいですよねー……
 飄々と大事なポイントを押さえていくゼールや、揺らぎのないポールも、新キャラから見るとまた新鮮。
「人を助けるのが冒険者」と言われて、ヴィオラにはそういう知見がなかったので、あぁと納得したり。……この言葉のおかげで、家に帰って両親に冒険者業を認めてもらうという発想ができたのかもしれません。

 そしていつか、背負っていくと自分も言えるようになりたいなぁ。
 ヴィオラは引きずってしまうんでしょうけど、なんのために、とか誰のために、とか言えていない子なので、とりあえずプレイヤー的にはそこを目指そう。

 一緒に帰省に付き合ってくれたみんな、ありがとうございました!(笑)


 

続きはまた設定語り



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