100904-05 「潮風を想う」NOGM
ディルウェン ティオ ドゥンヤー フランツ ユノー(ユニ)
(※他の方の感想も合わせてお読みください)
1年ほど前に『ボウケンシャ』としての自覚が芽生え始めた?つやうぇんでしたが、泥だらけになったり泥だらけになったり、冒険者ライフを満喫しているもよう。
……【新ジャンル】泥ウェン?
1年前というのもばるさんのセッションに参加して書いた夜話がありまして、今回も書きまして、年ごとにいっぺん増えてくのかしらって言ってたらばるさんに
ひげ白書?
って言われた。ノ_彡☆バンバン
閑話休題。そんなこんなで、(結果的)RP系シナリオに参加。
元々はちょっと変わった戦闘がメインのシナリオだったとの話で、GMは「どうしてこうなった……」って言ってましたが、どうしてもこうなったとしか思えませんが如何か(笑)
みりんらしさまっしぐらのディルウェンで、私のキャラにしては珍しい憑依型だということを再確認しました……。何を考えてるのかプレイヤーにもよくわからねぇ。でも何かの理屈は通ってるらしいし。
ちょっとだけ真顔、の後ろに(激レア)と付けたら『うわ、マジレア』と参加者の笑いを誘ったり。
「めんどくさいもの」といきなりNPCの境遇をぶん投げてみたり。
登場したのは、愛ゆえに幽閉された人魚姫。
先日の地震による崩落以来、その望郷の歌声が漏れてきてしまっています。それを聞いた村人が異常行動を取ってしまうと訴えられた冒険者達は、解決のための原因を探り、やがて彼女にたどり着きます。
幽閉にまつわる事情で黄色い人になってしまっていることから、シャーマン陣は『ぞわぞわする……』などと当初警戒気味。というのがGMの目論見。
本人の希望は『還りたい……』ということでしたが、還すと言ってもどこに還せばいいのか
実はレクイエム持ちのディルウェンは、「んー、オバケだったらどうにかできるけどねー(笑)」とかこっそり言ってたんですが、あの世に送るとか討伐しようという意志はほとんどのPCが持っていなかった模様。
とは言え、自分たちより明らかに格上の番人を命がけでやり過ごして、潮風想う人魚を自由の身にすることにも躊躇が。
そこでディルが投げかけたのが、次の一言。
「君のご主人サマ、とかだったの?」
『……違う』
『でも、愛していたし……愛されていた、とも思う』
「愛かぁ……よく知らないけど、めんどくさいものだってことは判るよ」
臆面もなく愛を囁くのに、この瞬間みりんではないディルウェンが顔を出していました。
『愛をよく知らない』という自覚があるのは、他の『よく知らないもの』と一緒に、師匠に愛を歌うことを禁じられたから。
そして愛された記憶があるという彼女を、自分から遠い存在として定義し直してしまいました。
GMにあとで『そっけなかった』って評されたのはそのせいだな多分(笑)
「歌うのをやめてもらうんでしょ?」あっさり
「……穴、埋めよっか」
「もしそれ以上のことをしたいなら……」
「……いつか正面から堂々と乗り込めばいいじゃん。姫君を助けにさ」
「その何年かあと、に、誰にも迷惑掛かんないところで歌ってくれるっていうなら、俺はそれでいいよ」
一方それとは裏腹に、フランツが人魚姫と対話を試み始めます。
名前を聞くのは話をしたいという証拠。
そして、いつか強くなって助けに来ると申し出る冒険者達に、彼女は戸惑いを隠せません。
皮肉なことに、実はそんな彼女の気持ちのほうが、ディルウェンにとってはなじみ深いものだったりして。
「-確かに、ないよねぇ-」
「-そうだね。でも、君をこれ以上いじめる理由もないんだ。それだったら助けようと思うのが、彼らなんじゃない?-」
「-僕は、好きに歌えないのは辛いかなって程度しか思ってないけど、さ。みんながフルールを助けようとするなら、手伝っちゃうかもしれない。でもやっぱり、理由なんて聞かれてもわかんない-」
「-だってボウケンシャだもん(笑)-」
と、精霊語で語るのは、たぶん寂しがり屋で、付けられた傷を癒せずにいるままのディロン。
……お前も、あり得ないと思うのか冒険者の意見を支持するのかどっちかにしろと(笑)
そして彼女が知らなかった『ボウケンシャ』の解説を皮切りに、無聊を慰めて穴埋めて帰る、あとは数年後。という方針を選択した彼ら。話も弾んだようです。一匹KYが紛れ込んでましたが
去り際にまたフランツが『約束の証』にとんでもないものを手渡したりして
その返礼として、彼女の鱗をめいめいにもらった冒険者達。
その価値を、セージもシーフも持ってないディルウェンはわからないんだろうな、とつぶやいたことから次の物語が幕を開けます……。
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