ベゴニアの宝石箱(2) [語り]
第二章 見つからないピースを填めることはできない
仮タイトルは『一炊の夢』でした
オーグルの台詞、「でもまあ、夢だよ、夢。あるいは、酒の席での与太話だ」から来ております。
それと、ここから夢シリーズな仮タイトルがちょっと続いております。
ここのサブタイトル決めは、最初につまずきましたねー
下書きノートの二章冒頭を見ると、needless (to say)とか色々考えていたようです。まぁ長いタイトルもいいかなっということで、このへんに着地。
『見つからないピース』というのは、一つには、現地に行ってみないとわからない類の情報が多いということ。そしてもう一つは、
リージャが吐露できない内心をオーグルがわかるはずがない、という意味。
(アレックやノレクはある程度察してそうですが)
これに決めてからは、結構、気に入っております。
この章の花は、ツタがメイン。『誠実』『勤勉』……と、領民や領主のひととなりを暗喩したつもり。
あとまー神殿に咲いてる花は、ミニバラ『特別の功績』 ここに書いたときに見ていたどっかには、友情だか信頼だかあったんですが……まあバラの花言葉はむちゃくちゃ多いですからね……(笑)
そしてコスモス『乙女の真心』以下略、こっちも多い。
まあこれらについては季節的なフレバー、兼、深読みするならセルウィンたちのパーティーについての演出、というかここに一つネタがありまして。
これをためし読みしたときのケンジさんの感想が、ね
「アレックのどこぞの鑑定人のように『いい仕事してますね』とか言い出しそうな解説っぷりに笑った。礼拝堂の花の花言葉とかを語ってみたりしても違和感ないですね」
「……、
花言葉にも意味があると、なんで判った(爆)」←私
「いや、どちらかというと、花の名前と種類を語って、リージャが補足で花言葉を入れるか?」
「待て、何故そう我々をオトメンにしたがる」←殿
「リージャは花言葉というより、園芸知識を語りそうです。花言葉はノレクだろー」
「ああ、確かにノレクは無駄に覚えていそう」
「三人居ると大体わかる訳ね……」
「つまりアレックが生息地を語り、リージャが栽培方法を語り、ノレクがトリビアを語るわけですね、
完璧だ」
※以下私の妄想
「ゼラニウム、か」
「ああ、花期が長いのがいいですよね。……だから冒険者の宿になんか置いてあんのかな、季節感に合わせたコーディネート考える人もいないだろうし(笑)」
「友情、決心……だったかな?(笑)」
「ああ、花期が長いのがいいですよね。……だから冒険者の宿になんか置いてあんのかな、季節感に合わせたコーディネート考える人もいないだろうし(笑)」
「友情、決心……だったかな?(笑)」
※妄想終了
「完璧だが、完璧なのだが。
周囲にどん引きされるよな」
……マーファなんて一人もいないのに、ね。
お次は、メイキングで言ってたこのシーン。
00:40:29 ambrosia > そういやアレックは知ってるが、ルメリアは依頼人に名乗るときに苗字で名乗るんですよ
00:42:18 NO > うんうん、そういえば気にかけた覚えがある(笑<名字で名乗る
00:42:41 Shi-Ouka > はっはっはっは
00:42:50 Shi-Ouka > ちゃんと下書きで苗字で名乗ってるよ!(爆)
とは言え、実際に書いてた下書きはこんなでした。
「コルネール男爵ですね、アレック=フォスターです」
「ルシェと云う、宜しく」
「"鎧の"オーグル・ハイマンだ」
「シメオン導師の指導を受けています、ラズローです」
「リージャス……、ローランティアです」
この三点リーダ二個分にあのうだうだが込められているわけで(笑)
しかもうだうだの半分ぐらいは、わかりにくいって言われて後ろに回したから、当初はあの倍だったわけで……。
コルネールという苗字については、リナリア=ビパルティタがラテン語(園芸用姫金魚草の学名)なので、ローマの氏族名から探しました。
男性形ではコルネリウス、女性形ではコルネリアなんですが、その辺はきっと共通語(東方語?)になって多少変化したのでしょう。
NPCパーティーのうち、男性の名前も、『さらに怪しい人名辞典』から取ってきております。彼らは色の名前。(戦隊モノの色のイメージとはまた違いますが・笑)
グリフィスは、赤。
ロイドは灰色。というかさらっとロイドと書いていますが、Lloydというのが綴りで、二重子音なんですね。ドイツ語にもありますよね。ネットで調べた限りでは、地名としてはクロイドとかスロイドとか読むみたい。
人名としては『とりあえずロイドと読んどけ』っていう雰囲気のようですが。ハリー・ポッター映画版のロン役、ルパート・グリントのフルネームにも含まれてたのに最近気づいて、おおっと思いました(笑)
ちなみにセルウィンは『love white』だそうです。(gwenが白を表す)
モルガナは、『モルガナイト(ピンク色の石)』から連想しています。アーサー王伝説の魔女っぽい名前ですね。
3人の姓は考えてませんが(ロイドは姓かも)、セルウィンの姓がナッシュ(Nash。Ashはトネリコ)なので、全員揃うと『色+石+植物』という、私のいつものアレがコンプリするとゆー。
パーティーの戦力の、詳細は考えてませんが、モルガナが筋力20の怪力シーフだという設定だけあります……。
オーグルと2人のリージャ。ギャラリーがいないのであんまり突っ込みません。
あ、あとさすがに、養父母と義弟になる人はNPCです(笑)
タグ:『花』
ベゴニアの宝石箱(1) [語り]
9月下旬からまる二ヶ月ほど掛けて書いて、年末あたりまで順次公開していた『花よ、私と踊りましょう』。
おかげさまでメイキングのほうにもご好評をいただいておりますが、あれはラストにも書いた通り、頭の二週間強しか収録しておりませんで。
掲載していなかったネタには、他のプレイヤーさんの裏話など、#BML'sINNとかで聞いてもらった方がいいよなぁ、HTMLじゃもったいないよなぁ……といったネタもあるのですが、あまりにも細かく設定しすぎた箇所、普通に楽しむ上では邪魔になりそうな情報などもございます。
(メイキング時には、本文中で回収するネタ=伏線 回収しないけれど設定されているもの=裏設定 と称しておりましたが)
また、メイキングルームでも言わなかった私の脳内設定や小ネタ、等々……
たくさん感想をいただいたことですし、ここらで徒然に、書き散らしてみようかと思います。
題して『ベゴニアの宝石箱』。
ベゴニア=GM視点、みたいなねっ。
もしお気に召しましたら、しばらくおつきあいいただけると幸いです。
宝石箱、ですので、気分を盛り上げるために宝石箱ブログパーツを置いてみました
クリックすると右上にいろいろ下りてきます。邪魔な場合は、最後に下りてくる右端のリボンに『Close ×』というところがあるので、そこをクリックすれば片付けることができます。
下書き中の仮タイトルは『野分』でした。→ネタもと:源氏物語
野分(のわき)とは、古い言葉で台風のこと。
なので、『野分のきざし』で『嵐の前の静けさ』ということですね。
そこにからめて、本文中にも風ネタが。冒頭『まだ温さの残る秋の乾いた風』→末尾『温度を下げ始めた通り風に乗った』→最終章に繋がっています。
なお、タイトル『花よ、私と踊りましょう』にちなんで、それぞれの章に出てくる花は8割方きちんと花言葉に対応しております。
まあ花言葉とか宝石言葉っていうのは、参考にした資料によって違ってしまったりするんですけど(笑) なので、私が意図した花言葉をメモしておきますね。
月光華亭の窓辺に置いてあるゼラニウムは、『慰め』が有名なようですが、ここでは『君ありて幸福』『慰め』『決意』、そして『真の友情』。
フリミッツはケンジさんがホームタウンにしている街の名前です。オランから『自由人の街道』をエレミアに向かったところにあり、『研究は産業だ』な学風の魔術師ギルドや、色々と濃い ケンジさんだからしょうがない NPCでおなじみ。
リージャは長いこと『学生』で通ってたのですが、レベル的にも年齢的にもそれはどうよって時期に就職先を(PLが)探して、フリミッツ魔術師ギルドの下っ端に。
そもそもソーサラー1レベル持ってる時点で『学生』ではなかったのかもしれませんが、オランだから、ソーサラー3=使い魔獲得で正魔術師でいいかなーみたいな……
同時に、マンチ回避に先送りしてきた使い魔も獲得しましたが、(珍しく)キャラ性とか何も考えないでオコジョを選んでしまったので、これはあとで変更予定です(笑)
ウォーター・ウォーキングが使える……セルウィンの技能はシャーマン4/セージ3/レンジャー1。 参照
アリア、シャンティ(リージャの妹)の話。ふっつーの近況報告会に見せかけて、実は両方とも……という場面です。
ちなみにうち(?)の場合、PCにはそれぞれ別のプレイヤーさんが存在しております。そしてそれぞれの方が設定された背景事情をそのまま使っているので、この話(特に第二章)でうだうだ書いてる家族設定は、私が作ったものじゃないんですねー
ルメリア登場。ついでに、夢世界に出てくるNPC2人の事前紹介。
下読みチェッカーズに第七章までお見せしたときに、ここで出てきたネリアは
「ちょい役に見せかけて伏線だったのか」
と言われました(笑)……その通りです
パーティーバランスですが、ソーサラーやシャーマンがいないパーティー、っていうのはよく公式ノベルでも見かけますよね。
セッションにならない冒険では、こういうこともあるんじゃないかな、というのが私の個人的なイメージです。語られない冒険、経験点が獲得できないようなちょっとした仕事。おもちゃのチャチャチャではないですが、プレイヤーの知覚する以外にも、キャラクターは日常を送っているんだと思うと、ちょっと楽しいですね
このへんの下書き作ってたときに、ルメリアの人がここぞとばかりに糖分投入していたのが印象的でした。
これでも、使えなかった小ネタとかあるんだぜー……(笑)
おかげさまでメイキングのほうにもご好評をいただいておりますが、あれはラストにも書いた通り、頭の二週間強しか収録しておりませんで。
掲載していなかったネタには、他のプレイヤーさんの裏話など、#BML'sINNとかで聞いてもらった方がいいよなぁ、HTMLじゃもったいないよなぁ……といったネタもあるのですが、あまりにも細かく設定しすぎた箇所、普通に楽しむ上では邪魔になりそうな情報などもございます。
(メイキング時には、本文中で回収するネタ=伏線 回収しないけれど設定されているもの=裏設定 と称しておりましたが)
また、メイキングルームでも言わなかった私の脳内設定や小ネタ、等々……
たくさん感想をいただいたことですし、ここらで徒然に、書き散らしてみようかと思います。
題して『ベゴニアの宝石箱』。
ベゴニア=GM視点、みたいなねっ。
もしお気に召しましたら、しばらくおつきあいいただけると幸いです。
宝石箱、ですので、気分を盛り上げるために宝石箱ブログパーツを置いてみました
クリックすると右上にいろいろ下りてきます。邪魔な場合は、最後に下りてくる右端のリボンに『Close ×』というところがあるので、そこをクリックすれば片付けることができます。
第一章 野分のきざし
下書き中の仮タイトルは『野分』でした。→ネタもと:源氏物語
野分(のわき)とは、古い言葉で台風のこと。
なので、『野分のきざし』で『嵐の前の静けさ』ということですね。
そこにからめて、本文中にも風ネタが。冒頭『まだ温さの残る秋の乾いた風』→末尾『温度を下げ始めた通り風に乗った』→最終章に繋がっています。
なお、タイトル『花よ、私と踊りましょう』にちなんで、それぞれの章に出てくる花は8割方きちんと花言葉に対応しております。
まあ花言葉とか宝石言葉っていうのは、参考にした資料によって違ってしまったりするんですけど(笑) なので、私が意図した花言葉をメモしておきますね。
月光華亭の窓辺に置いてあるゼラニウムは、『慰め』が有名なようですが、ここでは『君ありて幸福』『慰め』『決意』、そして『真の友情』。
フリミッツはケンジさんがホームタウンにしている街の名前です。オランから『自由人の街道』をエレミアに向かったところにあり、『研究は産業だ』な学風の魔術師ギルドや、色々と濃い
リージャは長いこと『学生』で通ってたのですが、レベル的にも年齢的にもそれはどうよって時期に就職先を(PLが)探して、フリミッツ魔術師ギルドの下っ端に。
そもそもソーサラー1レベル持ってる時点で『学生』ではなかったのかもしれませんが、オランだから、ソーサラー3=使い魔獲得で正魔術師でいいかなーみたいな……
同時に、マンチ回避に先送りしてきた使い魔も獲得しましたが、(珍しく)キャラ性とか何も考えないでオコジョを選んでしまったので、これはあとで変更予定です(笑)
ウォーター・ウォーキングが使える……セルウィンの技能はシャーマン4/セージ3/レンジャー1。 参照
アリア、シャンティ(リージャの妹)の話。ふっつーの近況報告会に見せかけて、実は両方とも……という場面です。
ちなみにうち(?)の場合、PCにはそれぞれ別のプレイヤーさんが存在しております。そしてそれぞれの方が設定された背景事情をそのまま使っているので、この話(特に第二章)でうだうだ書いてる家族設定は、私が作ったものじゃないんですねー
ルメリア登場。ついでに、夢世界に出てくるNPC2人の事前紹介。
下読みチェッカーズに第七章までお見せしたときに、ここで出てきたネリアは
「ちょい役に見せかけて伏線だったのか」
と言われました(笑)……その通りです
パーティーバランスですが、ソーサラーやシャーマンがいないパーティー、っていうのはよく公式ノベルでも見かけますよね。
セッションにならない冒険では、こういうこともあるんじゃないかな、というのが私の個人的なイメージです。語られない冒険、経験点が獲得できないようなちょっとした仕事。おもちゃのチャチャチャではないですが、プレイヤーの知覚する以外にも、キャラクターは日常を送っているんだと思うと、ちょっと楽しいですね
このへんの下書き作ってたときに、ルメリアの人がここぞとばかりに糖分投入していたのが印象的でした。
これでも、使えなかった小ネタとかあるんだぜー……(笑)
タグ:『花』
名は何を表す? [語り]
寺院の号、さらぬ万の物にも、名をつくること、昔の人は、すこしも求めず、ただありのままに、やすくつけけるなり。この頃は、ふかく案じ、才覚をあらはさむとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。人の名も、めなれぬ文字をつかむとする、益なきことなり。
何事も、めづらしきことをもとめ異説を好むは、浅才の人の必ずあることなりとぞ。
徒然草 第一一六段
……兼好法師って絶対高二病だよね。(いきなり何)
まあ現代語訳はここを読んでもらうとして。
先日設置したアンケートですが、多数の回答ありがとうございます。
現在二十票近くの投票をいただいておりますが、プレイレポート(5票)に次いで多いのがRP話(4票)、ということで、RP話について少し触れてみようかな、と思います。
いや、だって、プレイレポートって遊ばなきゃ書けないじゃん
さて、冒頭に徒然草を引用しましたが、今日はネーミングのお話。
凝った設定ができてしまう人の中には、名前にも凝った謂われがあるって人は多いのではないかな、と思います。そのあたりを考察しつつ、名前付けるの苦手だよー、って人にも参考になれば、と。
設定・ロールプレイ・キャラ表現の面から、名付けについて考えてみましょう。
その一 付けた人のことを考える
キャラに名前を付けるのは、プレイヤーです。語感や現実世界での単語の意味などを名前に潜ませるのは、名付けの基本ですよね
それがキャラのイメージをそのまま表している場合はもちろん、敢えて矛盾した意味合いを込めるのも基本のうちです。
でもその前に。キャラクターが生きているその世界の中にも、そのキャラに名前を付けた人物がいるはずです。
親、師匠、仲間内のあだ名、主人、自分……
それはどんな人で、どんな気持ちで名付けたのでしょうか?
いわれ
名付けにエピソードがある場合。偉人の名にあやかったとか、失われた故郷の村の名前を付けたとか、設定としても基本中の基本ですね
うちのキャラの場合:
その昔、1人のエルフがドワーフに命を救われました。彼はその恩を忘れないために、ドワーフが好む鉱物の名前を子孫に伝え、語り継ぐことにしたのです。
"Almandine" Pease Verdure
/ Neria "Hauyne" Wisteria ←語り継がれてないじゃんw
その昔、1人のエルフがドワーフに命を救われました。彼はその恩を忘れないために、ドワーフが好む鉱物の名前を子孫に伝え、語り継ぐことにしたのです。
/ Neria "Hauyne" Wisteria ←語り継がれてないじゃんw
祈り
名付け人が実の親である場合や、情に厚い師匠や主人であった場合は、子供の将来に幸多かろうと愛を込めた名前を付けるでしょう。
『寿限無寿限無後光のすり切れ……』ですね
現実にある言葉だけではなく、『現地語(種族語)ではこういう意味』という設定でもいいのではないかと思います。
……もちろんこの場合、子供が親の祈りの通りに育つかどうかは別問題です。
親しみ・恐れ・etc.
ある程度大きくなって、仲間内であだ名を奉られる場合や、新しく仕えた主人に名を与えられる場合は、それ以外の感情が込められている場合もあります。
リーダー格であれば身内からは信頼を、敵からはおそれを。
外見を端的に表したもの、などもありそうです。
便利なもの扱いをされているならば、呼びやすい短く簡潔な名前を付けられるでしょう。
この場合、『寿限無寿限無……』とは違い、『呼ぶ』ことを一番の目的にした名前ですから、そんなに長いものや仰々しいものにはあまりならないはずです。
主人の人柄によっては、いつもの呼び方とは別に、誰の前に出しても恥ずかしくない名前をつけてくれるかもしれませんが
赤ん坊の頃に、人間の旅芸人一座に拾われたグラスランナーです。
オースというのは座長の名前で、この一座に拾われたりもらわれてきた子供は、すべてこの姓を与えられています。
赤ん坊の頃に付けられた名前は短く、今でも日頃は『デル』としか呼ばれないのですが、寸劇仕立ての大道芸の中で、派手なドレスを着てお姫様役をしていた時期が長かったため、箔を付けるために『デレーテ=キャサローラ』という仰々しくもぐららんには似つかわしくない名前を持っています(笑)。
……いちいち他人様に名乗るのは趣味なんだぜ、趣味。
誓い
自分で名乗り始める場合は、たいてい、その時の望みや目標が込められているものでしょう。
あるいは、自分にしかわからない意味や、ある種の自嘲が込められているかもしれません。
『Cheryl Quartz』という名前を付けてくれたのは、数ヶ月を共にした船客仲間です。
でも、『サクライ・アキラ』のままで通そうと思わなかったのは、これから、村の所有物ではない新しい人生を送る気概を持っていたからです。
その表れとしての、大陸ふうの名前です。
でも、『サクライ・アキラ』のままで通そうと思わなかったのは、これから、村の所有物ではない新しい人生を送る気概を持っていたからです。
その表れとしての、大陸ふうの名前です。
帰属
家族の中や、組織の中で、似たような・または法則性のある名前を付けられることもあるでしょう。
『母』であるルーンフォークの名前はガーネット(Garnet)と言います。ジャネットがジェネレーターから目覚めたとき、名前を付けてくれたのは、ガーネットの主筋にあたる、領主の女性でした。
彼女はガーネットの娘だからと、ジャネット、そして後に目覚めた妹にはマーガレット(Margaret)の名を与えました。
趣味
……これ結構大事だと思うんですよ(笑)。付けた人の趣味も、当然反映されます。
好みという意味ではもとより、その人が書物を読む階級で小難しい言葉を好くのか、昔風の名前を好くのか、それとも強そうな響きややわらかそうな響きを重視するのか……
両親が、村の賢者にいい名前を付けてもらうよう頼んだ、なんて場合も考えられます。
『リージャ』という名前が、オフィシャルの有名な女性NPCにいることは、よく知られていると思います(最近やっとリプレイにも出てきましたしね)。
……ではそれを名付け親が知っていたのか? ……いや、それ以前に『リージャ』というのが女性名であることはアレクラストではよく知られているんだろーか、という疑問がありました。
過去形なのは、次兄の設定がこうだったからです。
『本名はエリスティンだが、女性のような名前を嫌って、もっぱらフェイと名乗っている。』
※エリスティンと呼ぶと容赦なくファイア・ボルトが飛んできます
うん、こりゃ絶対おっかさんが付けたんだな、と(笑)
……いるじゃん、ヒナタとかミズキとかハルとか息子に付けちゃうお母さん。きっとそんななんだぜ。
ちなみに長兄は『リュート』という名前です。(笑)
まとめます。
……長えよ!ΣL( ̄□ ̄ )
あと、さりげに全部の例を自前で持ってたのは笑うところなんだぜ……
私にとってのロールプレイとかそういうの [語り]
PBC畑の人のコメント欄
私の本気は『その瞬間、どれだけ説得力のある言葉を出せるか』というのと、『それまでに出した材料をどれだけ効果的に料理できるか』という、言わば最大瞬間風速的な本気ですね。
どーしても根気が持たないPLな上に、勘より記憶力重視なので、こうなるようです……(笑)
by 紫嶋桜花 (2009-01-23 06:59)
……の流れにレスを付けようと思ったら、だだ長になってしまいましたのでこっちに書きますよの会。
>「神隠しの村」を思い出し~
……ど、どこ……?(笑)
前回の記事の下の方で言いましたが、このセッションではしぇりるんの「自分に見えている様々なものを開陳して、周囲に判断を促す」ところと、もう一つの「巫女らしさ」が出ておりました。
それは「個より多」の幸福(福祉)を考えるべき、という大枠と、その上で、その判断は「人道的」であるべき、という修正概念です。
巫女とか占い師っていうのは、ものすごく原始的な社会なら別ですが、民や為政者など判断を下す本人とは違う立場から物事を見て、助言することが一番の仕事だと思っていますのでー。
あと、東方語になるのは、西方語での小難しい言い回しが苦手だからです(笑) ……が、今読み返すと、漢語とかそういうのも「っぽく」ないかなぁ…… まぁ、課題ですね。
瞬間最大風速については、何事についても私の場合はそうです(笑)
(html作りとか)
>りんごさんのコメントから下について
細かい表現や言葉、そのニュアンス、というのが実際にどういうものをさしているのかはわかりませんが、前回書いたような『セーブ』云々のことと近いかなぁ……
人の話には必ずとっかかりというか、悪い言葉で言えば矛盾や突っ込みどころがあるものです。これは人間そのものがそうだからであって、ただ一貫しているだけの存在なんか面白くもなければ融通も利かない厄介な相手でしょう。
で、それをつつくと何か得られるかもしれない期待に基づいて、まあ片想いみたいなもんですけどね(笑) そこを確かめるようなボールを投げて、「何かを成す」、ということが私は好きです。
成す、というと大上段ですが、少しだけよい方に変わる、簡単な言葉に直せば成長する、という感じでしょうか。
その究極形が『花』であり、私が「TRPGではあるがセッションであるかわからない」と表現するものです。
あるいは、RPGではないが「セッション」(合奏とかそういう意味の)なのかもしれません。
ちなみに、「熟練の人とやった場合」のどうしようもない自動感は、第七章でたっぷり味わいましたよ……(笑)(打ち合わせほとんどなしでやったら、その打ち合わせさえも無視するような流れに……)
そして、七章ラスト(「……ったく、言い逃げかよ……!(笑)」)や全体ラスト(「そんなことは思わないんだろ」、リージャは遅れがちになっていた足を速める。)のように、降ってきた箇所については、えもいわれぬ達成感がありますね。
いいものができたとかいいことが言えたとかそういうのではなく、ひねりだしたものではなく降ってきたという事実だけで脳内麻薬が出る効果があると思います(笑)
そんなわけで、私の「立ち位置」はりんごさんとフェイルさんの間ではないかと(投げられたので分析してみる)
葛藤は私も好物ですが、それそのものよりも、「そこからいかに脱皮するか」ということが好きなので。
カッコいい言い方に倣うなら(笑)、舞台装置や小道具と一体化した『月の光』がフェイルさんで、りんごさんのは葛藤を生み出す脚本や心理ネーム。その間を行き来しながら全部巻き込んでいって、最終的にドラマや漫画を仕立てようとする演出や編集が私、かなー
>DX2
やろうぜー! ダイス計算めんどくさいけどな……(笑)
ここにちょうど私がこういった↑RPにハマりだした頃のセッション感想があるのですが、この時はPC1:ケンジさん(むっさん)、PC2:天覇さん(ルシェ)でレネゲイド男子高生トリオ、ノリノリでございました。
追記は直前の記事やネクロマンサー追記に関連して、感覚についての説明を試みてみるテスト。
ちとハンディキャップの話にもなるので、苦手な方はスルー推奨ですよ。
完成しました:All we can do is pray [語り]
とはずがたり [語り]
以前本家Blog(http://wind.ap.teacup.com/wwwit/67.html)にも書いたけれど、まずTRPGというものに触れたのは「フォーチュン・クエスト」の3巻、「失われた村の失われたスープ(下)」でキャラがプレイしていた(笑)のを見たのが最初なのです。
元々お話を作ることが好きだった私としては、「こんな、物語を作ることが遊びになるなんて」と軽いショックを受けたのでした。
しかも、登場人物が「みんななにか特技を持っている」っていうスタイルが好きだったものですから、役割分担いいなーとか思ったもんです。ちなみに、家の方針でそれまでコンピューターゲームの経験はほとんど皆無です(笑)
しかし田舎の中学生にはそこから先に進むことはできず、実際にプレイする機会に巡り会うまでは更に数年を要します。
さて、高校一年ももう終わるかっていう頃。
インターネットを始めた私は、とあるコミュニティサイトのロードス島戦記ファンサークルで、『月光華亭』のバナーを見つけるのです。
ロードス島は中学校の学級文庫(笑)で読んだことがあります。あれと同じ世界観かぁ。さっそくサイトを見に行くと、キャラ登録のルールが書いてありました。キャラ作成用のJavaScriptも置いてあります。
おそるおそるキャラを登録し、テレホーダイタイム。
CGIチャット(当時)にお邪魔して、優しくも濃い(笑@管理人さん談)人々の洗礼を受けます。そして一言。
「ソーサラーなんだよね? メイジスタッフは?」
……ルールブックを持っていなかったので、古代語魔法には発動体が必要だということを知らなかったのです。(遠い目)
それ以前に、ルールブックが必要だということを知らなかったというか、
ルールブックが売られているものだということを知らなかったというか。
親切なお兄さん(多分)が「ドラゴンブックって知らない? 背表紙が上から黄色、黒、グレー→白のグラデーションになってるやつ」と教えてくれました。もちろん見たことないので「なんじゃそりゃ」と思いました(笑)
……でも、ちょっと大きな駅前の本屋をいくつか探し回ったら、ありました。……ほんとにそうとしか言えない背表紙でした☆
後で考えれば地元の本屋にもマギウスがあったんだけど、マギウス、上黄色くないし(笑)
さて、月光華亭でセッションに参加するには、あらかじめ『登録書』という掲示板にキャラを登録して、『依頼伝言板』という掲示板に出されたセッション告知に応募します。
その他にも今ではIRC上で募集する形態もあるんですが、当時はまだ起こっていませんでした。……なにせ、IRCチャンネル#geekouが、セッションがあるときだけ開設されていたぐらいですし(笑)
1999年2月初旬の依頼に参加希望した私、ログに初めて名前が出てくるのはその前日の雑談です。
(がーん)
……えーと、まだセッションに参加していないところで何ですが、いいオチが付いてしまったのでこのへんで。
最初のセッションについては、機会があったらお話ししましょう。(笑)
元々お話を作ることが好きだった私としては、「こんな、物語を作ることが遊びになるなんて」と軽いショックを受けたのでした。
しかも、登場人物が「みんななにか特技を持っている」っていうスタイルが好きだったものですから、役割分担いいなーとか思ったもんです。ちなみに、家の方針でそれまでコンピューターゲームの経験はほとんど皆無です(笑)
しかし田舎の中学生にはそこから先に進むことはできず、実際にプレイする機会に巡り会うまでは更に数年を要します。
さて、高校一年ももう終わるかっていう頃。
インターネットを始めた私は、とあるコミュニティサイトのロードス島戦記ファンサークルで、『月光華亭』のバナーを見つけるのです。
ロードス島は中学校の学級文庫(笑)で読んだことがあります。あれと同じ世界観かぁ。さっそくサイトを見に行くと、キャラ登録のルールが書いてありました。キャラ作成用のJavaScriptも置いてあります。
おそるおそるキャラを登録し、テレホーダイタイム。
CGIチャット(当時)にお邪魔して、優しくも濃い(笑@管理人さん談)人々の洗礼を受けます。そして一言。
「ソーサラーなんだよね? メイジスタッフは?」
……ルールブックを持っていなかったので、古代語魔法には発動体が必要だということを知らなかったのです。(遠い目)
それ以前に、ルールブックが必要だということを知らなかったというか、
ルールブックが売られているものだということを知らなかったというか。
親切なお兄さん(多分)が「ドラゴンブックって知らない? 背表紙が上から黄色、黒、グレー→白のグラデーションになってるやつ」と教えてくれました。もちろん見たことないので「なんじゃそりゃ」と思いました(笑)
……でも、ちょっと大きな駅前の本屋をいくつか探し回ったら、ありました。……ほんとにそうとしか言えない背表紙でした☆
後で考えれば地元の本屋にもマギウスがあったんだけど、マギウス、上黄色くないし(笑)
さて、月光華亭でセッションに参加するには、あらかじめ『登録書』という掲示板にキャラを登録して、『依頼伝言板』という掲示板に出されたセッション告知に応募します。
その他にも今ではIRC上で募集する形態もあるんですが、当時はまだ起こっていませんでした。……なにせ、IRCチャンネル#geekouが、セッションがあるときだけ開設されていたぐらいですし(笑)
1999年2月初旬の依頼に参加希望した私、ログに初めて名前が出てくるのはその前日の雑談です。
07:34 >#geekou:S< neriaさんが、どんなプレイヤーなのか、気になるな。(笑)
07:35 <#geekou:U> 期待しましょう
07:35 <#geekou:U> ネリア・ウィスティリア か・・・
07:35 >#geekou:S< 戦うソーサラーを目指しているようだけど。(謎)
07:36 <#geekou:U> ティッシュみたいな名だな(笑)
(がーん)
……えーと、まだセッションに参加していないところで何ですが、いいオチが付いてしまったのでこのへんで。
最初のセッションについては、機会があったらお話ししましょう。(笑)
パンヤの絵文字を使用しております。
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