ベゴニアの宝石箱(4) [語り]
第四章 退屈な女王様と舞踏会
夢シリーズ、第三弾。ピアノ発表会などでポピュラーな曲の名前です。
こちらのサイトで聴くことができます
こちらの解説にもありますが、2回曲調が変わりまして、最後の一番激しいパートを『人形の踊り』と言います。最終的な章タイトルはそこからとりました。
夢の中のお人形遊びと踊りであり、お人形の夢と踊りでもあり。
ありがちなモチーフではありますが、ベゴニアから見ればまさに、
また、『女王様』は一人ではありません。このお人形遊びの主のことも含ませています。……色々含ませすぎじゃないかと、自分でも思います。
この章の花は、きんもくせい。ゴミ捨て場ということで、ブロック塀やら鉄柵やらにテッセンとかカラスウリとか絡ませておきたかったんですけど、……『夢』の世界ですからまあ…… そんなミョーな寂れっぷりまで表現しなくてもいいかなー、と……
花言葉は『謙遜』『気高い』『真実の愛』そして
背景写真はパリの信号らしいです。かっこえぇ……!
配布サイトさんは、しばらく前の月光が、『灯』と『食べ物』がメインだった頃からお世話になっているのですが、かっこいい現代風景があって困ります……なんせ『ソード・ワールド』が主題だと使えない(笑)。
いつかNYやチャイナタウンの画像なんかも使ってみたいですね。
おべんと袋の猫はサイベルだそうです(桃さん案)。
ルシェの話。
グロシュラーの『ルシェの質疑応答』をご覧いただくと判るとおり、ルシェのこだわっていることの一つが『弱さ』です。
私(ネリア)に言わせれば、『そこまで努力できた(経験点を獲得できた)ことも、才能のうち』なんですけどね。(そこまでできずに、消えて行った冒険者はたくさんいるでしょ? アレクラストにも、登録書にも……)
でも、ルシェ自身に、どんな先輩や仲間が『お前は強い』『お前はすごい』と認めていても、……口に出しても、伝わらないのです。伝わらないところまで含めて、ルシェなのかな、というくらい。
そして、彼には逆に、さほど長く付き合った相手でなくても、深く肩入れしてしまう
それは彼ばかりがしていることではありませんが(オーグルなんかもこちらに近いと思う)、前後して出て来るルメリアやアレックと比べて、際だっているなあ、と見えるところ。
だから、ルシェにとって都合のいい存在は、ゆがめられたシーシェルじゃない。
他人になら、勇気づけるような言葉をあげられるのに、思いを手渡せるのに、ある種の肯定を決して受け取らない彼についての、これは考察です。
無邪気に慕ってくれる後輩、同級生、……上のエピソードで語られているキャストを使わなかったのは、確かに連絡が取れなかったからではあるのですが、それ以外にもウォルフや最近ではセツナなんかが私の頭の中ではモデルとして像を結んでいました。
でも、それよりもっと漠然としたものを使いました。
『カッコいい順で戻ってくる』と言っておいて、あんだけかっこいいルシェがルメリアよりあとになるのは、そういうわけ。
そして、愛が強いのはお約束、ってことでシーシェを思い出すと、戻ってくるですよ。
いいよな、愛。
ベゴニアの花言葉は『親切』。『幸福な日々』というのもよく知られているようですが、リナリアの意図していたのはこちらです。
タグ:『花』
2009-02-26 23:21
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