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適材適所 [月光華亭]

20080914,15 『ネクロマンサーの恐怖』 ばるGM
 シェリルで参加しました。
……なんか一見民放の特番みたいなタイトルに思えるのですが(笑)、なかなか奥深くシリアスな一品でございました。

 突如街に現れたゾンビの群れ。居合わせた冒険者たちは撃退に奔走するが、それらが狙うのは街の人々ではなく、そこへ逃げ込んできた少女だった。
 その出で立ちは年頃に不釣り合いな真っ黒なローブに、手の込んだ大きな杖。   荷物は、それきり。
 PCたちは不審を抱きながらも、助けた彼女との親睦を深め、そして少女は、ゾンビが大量発生した原因解明のための探索依頼を受けるという冒険者たちに、同行を申し出る。
 二晩を共に過ごし、目的の遺跡を目の前にして、冒険者たちは……。

「ねーねー。
 イールちゃんはまほーつかいだから、冒険者ができる、って言ったよね?」
「う、うん。いいました」
「うん。冒険者、って、自分ができることで、人のお手伝いをする、仕事なんだよ。
 わたしたちは、冒険者。だから、イールちゃんのお手伝いも、できる」
 しゃがみこんで首を傾げます。
「ねー。またご飯作ってくれれば、いいから。『依頼』、してくれる、かな?」


 あ、ここでネタにしています。(笑) [次項有]「こうかは てきめんだ!」  華帖風月


 そんな感じでイールちゃんのおうち(でもたぶん不法居住)荒ら……お父様にご挨拶をするため訪れた我々。パパンは「娘の反抗期の原因はさてはお前ら、悪い友達だな。そんなお友達パパは認めません!」肉体言語で主張するために自分家伝の秘術でアンデッドになっています。すいません嘘です。(※言うまでもない)

 GMの当初の予定では、ここで初めて『パパだよ~』とやって疑心暗鬼を植え付けたかったそうなのですが、いかにも何か隠してますな世間からズレまくった少女(14歳)がいて、事情を聞き出そうとしないのはないですよっ[exclamation&question]
 いや、単純に聞き出そうとしても答えない、答えられないっていうのもわかりますが。

 だからこそ、万全を期して、答えたくて仕方ない状況に持って行くんじゃないですか[黒ハート]

……すいません大口叩きました(笑)。
 でもこれは『花』作ってるときにとあるPLさんに言ったら激しく同意をいただけたことなんですが、セッション内でのロールプレイってのは、前半で自分のキャラを表現するために撒いた小ネタを、後半であたかもそれが伏線であったかのように解消するのが醍醐味なんですよね。
 で、ロールプレイの指針っていうのは、キャラによってはもともと、ある程度一貫しているものです。それをシナリオごとのNPC(行きずりのNPCをむちゃくちゃややこしい性格に設定するGMさんはそーたいませんよね……)の典型に応じてある程度方向付け、状況の変化に応じて見えてくる着地点まで突っ走る。

 この卓の場合は、
  1. 重大な、犯罪に関わるかもしれない秘密を持っている少女、という時点で
    [かわいい]刺激しないように仲良くなる方針に(これは裏部屋で他のPLさんと相談しました)
  2. 秘術の勉強ばかりで、世間の常識や自分の身を綺麗にする意識がない(女の子なのに[exclamation]
    [かわいい]お姉さんとしてそれではダメだと強く主張する
  3. 自分が悪いことをしたという認識はあるようだ
    [かわいい]知識は消せないのだから、それをうまく使うために世間をもっと知ってほしい(最終的な主張)
 といった感じに、全体的な発言が関連し合っております。

 GMは一種、選択系的なエンディングを用意されていたそうですが、その中のひとつとシェリルの主張、他のPCさんの意見が組み合って、少女は冒険者の道を選び、旅立っていきました。

 以上、この卓の感想を、とリクエストをいただいたのですが、感想はアフターで言い尽くしたよ……ということでプレイ中の思惑というか裏話的なものを詳細に語ってみましたのことよ。

……楽しそうでしょ?(笑) 楽しかったですよ!(笑)

 あと、ほっとけないよねこの子、って言ってたらGMが何度も
「おれは、『美』少女とは一言も言ってないからな」
 と強調していたのが印象に残っておりますが、いいじゃん、心根が美しいんだから。(笑)



 えー、口プロレスとはちょっと違うけど結局プロレスには違いないと思った、RPプロレスについて。

 中盤でGMの思惑を越えてNPCの事情を開陳させたこともそうですし、終盤である特定のPCとほとんど一対一で話をどんどん進めて行ってしまったこともそうなんですが。
 この時、というか、この時期、好き勝手やるとこうなってしまうことを『セーブ』しておりました。

 そう言うと手抜きされてるみたいで嫌だ、という声もいただいたのですが、あの、そーゆーことじゃなくってですね

 いやだからといって配慮というのとかでもなくって、ふつうに
 周りが見えなくなった状態で一人で延々論理展開してるのって、あとで読んで恥ずかしくなりませんか。
 特にわたくしの場合、論理展開が独特なので、話がぽんと飛んで周囲の人がついてこられなくなるのは必至(わかってるなら直せって言われるかもだけど、わかっただけでものすごい進歩なんだよう![あせあせ(飛び散る汗)]

 でもなんか、『ストッパー』みたいなものがあるのなら外した方がいいらしいので、最近は『自粛』は考えていません。今後うっかり、語り倒す余地があるシナリオを作ってしまったGMさんはすいません覚悟しておいてくださいというかむしろよろしくお願いします色々。
 これで苦情が来たら、また考えよう。

……で、今回も案の定対話劇になり掛かって……(それがよかったか悪かったかの判断は、GMさんに委ねますが)

 会話で何かを成すってのは、気持ちよくあるのは確かですが。
 それがセッションと呼べるものか、というと、違う気もする。



 シェリルについて。
 彼女は基本的に野生児なのですが、天性の『正道』への嗅覚と、それでいてなんでも受け容れられるおおらかな心を備えています。
 人の些細な行動に怒ったりはしますが、それでその人を嫌いになったりはしません。というか、怒るときも自分のために怒るのではなく、誰かの代わりに怒るような感じです。
 今回は、上でも言及した「だって、女の子はきれいにしなきゃいけないんだよ。そういうことも知らなかったんだよ」とゆーのがそのあたり。
 そして、自分に見えている様々なものを開陳して、周囲に判断を促すタイプ。
 これのあとに参加した「それは答えの無い…… ~神隠しの村~」でもまた違う側面が出ておりますが、どちらも、私の考えている巫女とか占い師ってののイメージなんだろうなぁ。未熟ですけどね、シェリルは。(怒ったらダメだろう、とりあえず・笑)


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