昔話をしたくなるのは年を取った証拠 [徒然]
2004年の11月13日に月光華亭は新管理体制のもと、リニューアルオープンしました。
直前の10月に、管理人さんから「多忙なのでもう閉鎖しようと思っているんだけど、まだ遊んでくれてる人はいるのかなあ」と相談を受けたのは、もともと「月光華亭ファンクラブ」という現在の「FUN」コーナーや「利用ガイド」の前身となるものを作っていたからだったと思います。
「それは困る」「ついに来たか」どっちの感想のほうが大きかったのか、今では覚えていません。
それ以前から管理人さんは年に数回来るか来ないかで、他の参加者が立てた新サイトの方に人が流れ、有志が細々とガイダンスや立卓を行うのみの状況だったからです。
そういえばガイダンスの習慣ができたのもこの頃だったなぁ。
月光華亭がなくなるなら他のサイトに参加させてもらった方が断然楽、です。
でも「まだ遊んでますよ! それから……、もしよかったら、管理させてくださいませんか」と申し出たのはいつの日かこういう時が来ると感じていたから、のような気がします。
しかし私は生まれつきの障害のせいで、人と話すことがあまり得意ではありません。
参加者のみんなの意見を拾ってきたり、それを審議したり、また告知したりする人が必要だ。
めぼしい古参(『有志』ですね)に声を掛けたら、皆手伝ってくれることを快諾してくれました。
『スタッフ制』の始まりです。
そして最初の相談から約一ヶ月後の2004年11月13日(土曜日でした)に移管は行われました。
最初のうちはただ部屋に集まって向後について話していたスタッフですが、最初に成し遂げた大きな仕事は『暫定ハウスルール』を作ることだったかな、と思っています。
その当時のハウスルールは、GMごとに裁定が違うのが当たり前、それどころか前管理人さんがサイトに載せていた内容も守られていない有様でした。
一番大きいものは『ゲリラ経験点の低下』です。
本来『ゲリラ』とは、「その場にいられなかった人が参加できなかったので」という理由で規定の1000点から200点引いた800点で行われていたのですが、「単純で一本道なセッションだから」「時間が短かったから」という理由で点数を自己採点的に引き下げるGMが増え、最低では200点まで下がった卓があったほどです。これには前管理人さんも「かわいそう」と特にハウスルールへの追記を行い、若干改善はされたのですが。
その他にも魔剣の購入がどんなデータでもどのGMでもいいから許可さえ取り付ければ可能だったり、『自由』という言葉が一人歩きしているような状態でした。
暫定ハウスルールはそれこそ、経験点や報酬の基準を見直すところから始めました。
毎週金曜夜にスタッフに時間を取ってもらい、微に入り細を穿つ、とまでは行きませんが、とりあえず手当たり次第暫定ハウスルールを決めます。
一番印象に残っているのは使い魔の規定です。「通常状態で50センチの立方体に収まる、人に懐く可能性のある動物」という規定を作るため、いろんな動物のサイズをGoogleで調べたりしました。(笑)
そして一度発表したそれで運用を開始し、今度は参加者全体によるIRCを使った審議に移行して『暫定』の2文字を取るべく承認を取り付けた、というわけです。
報酬、経験点などに端を発する全体会議は、皆が活発に意見を交わす、とても熱気に溢れた場になりました。これが本当に廃れかけていたサイトか、と思うほどに。
とはいえ、私は前述の障害のこともあり、こんなに長く管理者として収まっているつもりはなかったのです。
ハウスルールが完成して、2~3年でも経って、みんなが新しい環境に慣れた頃、コミュニケーション能力や『意識』に長けた人が現れるだろうからその人にバトンタッチをしようと。
実際に多忙などの理由によってスタッフさんは1~2年に一度入れ替えが行われていますし、それと同じで管理者も入れ替えてもらうつもりでした。
それがどうして7年の長きにわたって管理者として居座り続けているのか、それは本人でもよくわかっていません。
確かなのはスタッフを始め参加者さんの大きな手助けがあったこと、それらみんなが今の『月光華亭』を好きでいてくれるということでしょうか。
特に最近はスタッフを含む多くの方が、月光華亭の理念──他人に迷惑を掛けなければ、何でも好きなことができる。そして参加者同士で助け合う──を理解し、共鳴してくれていることで、『月光華亭』は成り立っているのではないかと感じています。
特に「新人さんが多いから初期レベルの卓を立てよう」とか、「新キャラ作ったので、チェックしてくださいませんか」なんて声を聞く度に、私は嬉しくなってしまいます。
問題が起こったことがなかったわけではありません。私自身が問題を引き起こしてしまったこともあります。
それでもそれにまさる、セッションの楽しみ、そして卓が立っていないときでも起こる楽しい雑談の時間が私を、そして皆さんを月光華亭に惹きつけて止まないのだと思います。
問題があったなら、直せばいいじゃないか。……直してやっていける力が、誰にでもあります。
おっと、こんなに長々と語るつもりではなかったのですが。悪い癖の一つですね。
ともかく2011年11月13日にて、私は管理者に就任してから7年を迎えました。
この1年はすばらしい年でしたし、それに続く1年ももっとすばらしい年にしていけると信じています。
それにはもちろん参加者の皆さんのお力が必要ですが、そんなこと、言わなくてもみんなが普通に過ごしているだけで、達成できるようなものです。
楽しみでなりません。
直前の10月に、管理人さんから「多忙なのでもう閉鎖しようと思っているんだけど、まだ遊んでくれてる人はいるのかなあ」と相談を受けたのは、もともと「月光華亭ファンクラブ」という現在の「FUN」コーナーや「利用ガイド」の前身となるものを作っていたからだったと思います。
「それは困る」「ついに来たか」どっちの感想のほうが大きかったのか、今では覚えていません。
それ以前から管理人さんは年に数回来るか来ないかで、他の参加者が立てた新サイトの方に人が流れ、有志が細々とガイダンスや立卓を行うのみの状況だったからです。
そういえばガイダンスの習慣ができたのもこの頃だったなぁ。
月光華亭がなくなるなら他のサイトに参加させてもらった方が断然楽、です。
でも「まだ遊んでますよ! それから……、もしよかったら、管理させてくださいませんか」と申し出たのはいつの日かこういう時が来ると感じていたから、のような気がします。
しかし私は生まれつきの障害のせいで、人と話すことがあまり得意ではありません。
参加者のみんなの意見を拾ってきたり、それを審議したり、また告知したりする人が必要だ。
めぼしい古参(『有志』ですね)に声を掛けたら、皆手伝ってくれることを快諾してくれました。
『スタッフ制』の始まりです。
そして最初の相談から約一ヶ月後の2004年11月13日(土曜日でした)に移管は行われました。
最初のうちはただ部屋に集まって向後について話していたスタッフですが、最初に成し遂げた大きな仕事は『暫定ハウスルール』を作ることだったかな、と思っています。
その当時のハウスルールは、GMごとに裁定が違うのが当たり前、それどころか前管理人さんがサイトに載せていた内容も守られていない有様でした。
一番大きいものは『ゲリラ経験点の低下』です。
本来『ゲリラ』とは、「その場にいられなかった人が参加できなかったので」という理由で規定の1000点から200点引いた800点で行われていたのですが、「単純で一本道なセッションだから」「時間が短かったから」という理由で点数を自己採点的に引き下げるGMが増え、最低では200点まで下がった卓があったほどです。これには前管理人さんも「かわいそう」と特にハウスルールへの追記を行い、若干改善はされたのですが。
その他にも魔剣の購入がどんなデータでもどのGMでもいいから許可さえ取り付ければ可能だったり、『自由』という言葉が一人歩きしているような状態でした。
暫定ハウスルールはそれこそ、経験点や報酬の基準を見直すところから始めました。
毎週金曜夜にスタッフに時間を取ってもらい、微に入り細を穿つ、とまでは行きませんが、とりあえず手当たり次第暫定ハウスルールを決めます。
一番印象に残っているのは使い魔の規定です。「通常状態で50センチの立方体に収まる、人に懐く可能性のある動物」という規定を作るため、いろんな動物のサイズをGoogleで調べたりしました。(笑)
そして一度発表したそれで運用を開始し、今度は参加者全体によるIRCを使った審議に移行して『暫定』の2文字を取るべく承認を取り付けた、というわけです。
報酬、経験点などに端を発する全体会議は、皆が活発に意見を交わす、とても熱気に溢れた場になりました。これが本当に廃れかけていたサイトか、と思うほどに。
とはいえ、私は前述の障害のこともあり、こんなに長く管理者として収まっているつもりはなかったのです。
ハウスルールが完成して、2~3年でも経って、みんなが新しい環境に慣れた頃、コミュニケーション能力や『意識』に長けた人が現れるだろうからその人にバトンタッチをしようと。
実際に多忙などの理由によってスタッフさんは1~2年に一度入れ替えが行われていますし、それと同じで管理者も入れ替えてもらうつもりでした。
それがどうして7年の長きにわたって管理者として居座り続けているのか、それは本人でもよくわかっていません。
確かなのはスタッフを始め参加者さんの大きな手助けがあったこと、それらみんなが今の『月光華亭』を好きでいてくれるということでしょうか。
特に最近はスタッフを含む多くの方が、月光華亭の理念──他人に迷惑を掛けなければ、何でも好きなことができる。そして参加者同士で助け合う──を理解し、共鳴してくれていることで、『月光華亭』は成り立っているのではないかと感じています。
特に「新人さんが多いから初期レベルの卓を立てよう」とか、「新キャラ作ったので、チェックしてくださいませんか」なんて声を聞く度に、私は嬉しくなってしまいます。
問題が起こったことがなかったわけではありません。私自身が問題を引き起こしてしまったこともあります。
それでもそれにまさる、セッションの楽しみ、そして卓が立っていないときでも起こる楽しい雑談の時間が私を、そして皆さんを月光華亭に惹きつけて止まないのだと思います。
問題があったなら、直せばいいじゃないか。……直してやっていける力が、誰にでもあります。
おっと、こんなに長々と語るつもりではなかったのですが。悪い癖の一つですね。
ともかく2011年11月13日にて、私は管理者に就任してから7年を迎えました。
この1年はすばらしい年でしたし、それに続く1年ももっとすばらしい年にしていけると信じています。
それにはもちろん参加者の皆さんのお力が必要ですが、そんなこと、言わなくてもみんなが普通に過ごしているだけで、達成できるようなものです。
楽しみでなりません。
2011-11-14 21:31
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